かしこいに

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映画「ディスコネクト」感想【ネタばれしかない】

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あるのは現実というカオス。
解決も解消もない。ただひたすらにあらゆるものが複雑に入り交ざり、ぐちゃぐちゃに混ぜられ、カオスという現実となる。

 

以下映画内での人物の行動を時系列に沿わずにテキトウに。

少年を自殺へと追いやった探偵の息子は親に愛されなかったことが根幹にあった行動であり、フライも同様だろう。その父は探偵としての技術を活かして息子の反抗の証拠を隠滅。

自殺した少年の父は自身が弁護士であるにも関わらず躊躇なく不法侵入、器物損壊、障害罪、暴行罪を働いて探偵に襲い掛かった上、探偵の息子もゴルフのドライバーで殴った。少年の姉は「何もしてやれなかった」と泣いていた。

PTSDを抱える元海兵隊員で現在小売業者に努める夫の妻は一人目の子供がおそらく流産で、その後の夫とのコミュニケーションが上手くいかず一人で悩みを抱え込みそれをネットにぶつけるもそれを逆手に取られ詐欺にあう。そしてその夫はネット詐欺の調査を探偵に依頼し情報を掴み、犯人の住所を突き止め、直接犯人に追及しようとする直前に、PCを遠隔操作されている被害者だと通告された。しかし感情を抑えきれずにその’’元’’犯人に怒りをぶつける。

PCを遠隔操作された人は妻を病気で亡くしていた点以外では普通の人だった。口座の明細の詳細は見ていないのだろう。そのクラッカーは借金返済の為にクラッキングを行っている。何か大きな借金をしてしまい、そのついでにポルノやほかの物も買っているのだろう。

テレビ局に努める女性は未成年の性的搾取に関するリポートを通じて取材相手の少年を助けようとするも、FBIに良いように利用され、結果的にその少年に利用されたと思われてしまって、消息を絶たれてしまった。その少年も親に愛されず、一度裏切られた身であるのに、また裏切られてしまった。

 

誰も幸せになどなっていない。全てが悲哀に満ちている。救いはどこにもない。しかし、これでも現実よりかは単純でさっぱりしていると感じてしまった。それほど真の現実はもっと混沌としているのだろう。その中で、私はどうやって生きていけば良いのだろう。この劇中何度も私は悲哀に満ちた様相に心が揺さぶられ、何度も泣きそうになり、実際泣いた。

ただ言えることは、これからも混沌の中でもがき、苦しみ、悩み、泣き、怒り、叫び、疲弊し、憔悴し、時には喜びや楽しみを感じて生きていくのだと思う。