かしこいに

大阪府在住の大学生。写真と雑食読書と。

引っ越したいと思った時にまず気をつけること

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この記事のまとめ:もし移住したいのであれば、今抱えている問題をきちんと整理して、本当に移住しなければ解決しない問題だと確信できるかどうかをまず考えて欲しい。その時田舎であれ都会であれ問題がゼロの場所はありえないということを念頭に置いてほしい。


テストは何事もなく終了し、夏季休暇に入った。私は友達が殆どいないので家に篭って英語学習と読書に日々精を出す毎日を送っている。とはいえ、このような長期休暇に必ずセットとしてついてくるものと言えば、家族行事であろう。今年は大分県にある祖母の家へと帰省することになった。
大阪から大分へ、つまり都市から田舎への帰省というのはよくあるパターンだと思う。しかし、しばしの羽休みとしてだけで帰省するのではもったいないと思った。なぜなら、将来の日本において、少子高齢化が今よりも加速し、人口もかなりの程度減少することが予想されている上、時がたつにつれ、限界集落が増えたり地方の過疎化がより速く進んでいき、さらにそれにともなって様々な問題が出てくることが予想されている。
このようにこれらへの対策が国家にとって喫緊の課題であることは間違いない。であるからには一般市民がそれについて考えてみるというのは少なくとも害にはならないだろう。


・場所への理想について

 私にとって田舎に住もうが都会に住もうがあまり気にしない。重要なのは結局のところより良く生きることである。どちらに住んでも最終的にはこれに収斂するということを大分と大阪に住んで身をもって経験した。田舎に住みさえすれば気楽に生きれるのだろうか、都会に住みさえすれば人生は今よりも楽しくなるのだろうか。
もしこれらのような理想を抱いている方は今すぐその理想を疑ってみたほうが良いだろう。はたして本当に環境さえ変われば何もかも自分の思い通りに行くのだろうか。そもそもなぜ自分は場所を変えたいと思っているのだろうか。そう思っているということは自分にとって何か問題が存在するということであり、それを解決する手段として移住するということであろう。こう書くと確かにもっともらしく聞こえる。がここで注意してほしいのは、その問題について真剣に考えた結果なのかということである。つまり、安直で短絡的な結論としての移住であれば恐らくあなたはどこへ行っても幸せにはなれないだろう。

 

特になんとなく「都会は疲れたもう嫌だ。田舎でのんびりしたい。」なんて考えているのであれば少し考え直したほうが良いだろう。

私見だが、私は都会に住んでいて疲れるとはあまり思わない。大阪であれば人が多い分人間関係が希薄になりがちで特に息苦しいと感じることがない。むしろ自分とは合いそうにない人とさっさと離れて別の合いそうな人を探せるという意味では案外生きやすいと言える。それに対して大分では人が少ない分コミュニティの深度が自然に深くなる。深いコミュニケーションが苦手であったり、上手く付き合うことが苦手な人には生きにくいだろう。それにもし何か不祥事が起こればその情報は一瞬でコミュニティ全体まで広まり噂される。果たしてあなたはそれに耐えられるだろうか。とはいえこれは私の感想であり、物事の見方の一面でしかない。考えれば他にも様々な良い面悪い面が色々出てくると思う。


田舎や都市への理想を持っている方は一度考え直したほうが良い。ただ単に問題からの逃避を求めて移住するのであればやめるべきだ。田舎へ行こうが都市へ行こうが、問題が完璧にゼロの環境というのはないからだ。つまり、ある程度の問題の受容はどこへ行こうが必須であり、そこに都市も田舎も関係ない。どこへ行っても良いところと悪いところがある、これを受け入れなければならない。
理想の場所というのは現実世界のどこに存在しないのである。私たちは大なり小なり常に問題と向き合っていかなければならないのである。

 

だからもし移住したいのであれば、今抱えている問題をきちんと整理して、本当に移住しなければ解決しない問題だと確信できるかどうかをまず考えて欲しい。その時田舎であれ都会であれ問題がゼロの場所はありえないということを念頭に置いてほしい。