かしこいに

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若者はなぜ政治に目を向けないのか

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大学生の私が日々の大学生活の中でなぜ大学生等の若者達は政治に目を向けないのかを自分なりにぼんやりと考えてみましたのでここで述べようと思います。

 

・政治関係の話をすると白けるのでそもそも会話に出せず、政治についての意見交換が行われないことによって政治参画意識が形成されないから

 

友達との会話内でそもそも政治関係の話題になったことが一度もないです。やはり大学の授業の話題かアニメの話題が殆どですね。会話の途中で、仮にある話題が一段落してさあ次の話題に行こうっていう時でも凄く言いづらい雰囲気が殆どです。邪推かもしれないですが、意図して政治の話題を避けようとしているんですね。これはそもそも政治関係についてのニュースを知らなかったり、興味がなかったり等の原因があるのでしょうね。それに話が続かないような話題は会話が成り立たないので避けようとするのは当然ではあるのですが。これを解決するのはまあ難しいでしょうね、私一人程度の力では不可能でしょう。私は政治についての知識が乏しく興味を沸かせるような話なんでできないので、スムーズに政治の話題に移れたとしてもまともに話せるかどうか分かりませんからね。

 

 

・短期的快楽に負けてしまうから

 

 それはやはりよく言われているように、自分とはあまり関係のないものと見ているというのは大きいと思います。そりゃ選挙に行ったからと言ってすぐに何かが変わるわけでもないし、長期的に見ても果たして本当に変わるのかどうか分からない。そんな不確定な未来の為に時間を割くぐらいだったらだったら別にいかんでもええやん、そんなことよりアニメ見よ、ゲームしよ、カラオケ行こーぜって短期的快楽に走るなんてわかりきったことですよね。それにこれもよく言われていることですが、人間がそもそも短期的快楽に飲まれやすいというのは多くの人が共通して持っている性質だと思うのでそういう根本的な人間の性質というのもやはリ大きいでしょうね。

 「若い」のでまだまだ成長の過程にあり、不安定な時期にいるというのも大きいでしょう。大学生に限って言えば、サークルなど大学生でないと出来ないことが多くあるので、それに引っ張られるというのもやはり政治に目を向ける時間を奪い取ってしまう大きな要因の一つだと思います。大学生活の中で多くの人が睡眠や学習を犠牲にしてより多くの時間を遊びに使おうとするように、長期的利益を犠牲にしてそうするというのはいたるところで見られることです。かくいう私も午前2時ぐらいの深夜にこの記事を書いています。睡眠不足やサーカディアンリズムの崩壊というのは日常生活に悪影響しか与えないのにも関わらずこの記事を書いているのです。

 

 

・選挙に行かない、もとい政治に目を向けない事によって起こる損について受動的だから

 

 この項のインスピレーションはこの記事から頂きました。

www.shijo-street-weekend.com

その中でも特に

で、その選挙行かない若者損理論を先生が語られていたので、僕はこう反論してみました。

別に、損してもいいって思ってるんじゃないんですか、って。

選挙に行かない若者に「行かないと損だよ」って論法は意味あるのか - 四条通り週末.comより抜粋

この文章が凄く私の腑に落ちました。ああ、確かにそうかもしれないって。受動的というのはまさに日本人の多くが持っている姿勢でしょう。お上は絶対とか、上司の命令がおかしくても逆らってはいけないとか、先輩の言うことはちゃんと聞かないといけないとか。なんというか「窮屈」とも言えるし「楽」とも言えます。何かに、誰かに唯々諾々と従っているだけでよいのならこれほど「楽」なことは無いかもしれません。これを「楽な生活」と呼ぶ人がいてもおかしくはないはずです。だからこそ多少の損がある政治関係の事象が起こっても上が決めたことだからと特に逆らうことも無く従ってしまう。そして「まあそこまで悪いようにはならないでしょ。」と何処かで楽観している。

 「行かないと損だよ」と言うだけでは若者の殆どは靡かない。なぜなら日常生活に差し障りがない程度の損なら既に受け入れる意識が根本にあるからだ。そのような人たちにはその過剰な楽観を取り除けるだけの政治参画の意義を説き続けなければならない。といってもこの意識を変えるというのは非常に難しい。そもそも「意識を変える」ということはすなわち人格を変えるということであり、その人の生活そのものが変わることを意味するからだ。人は今いる場所が気持ち良いと、変わりたくないと思う。自分の考えを全否定されて気持ちの良い人間なんてそういないだろう。誰かの意識を批判し啓蒙するというのはその人そのもの変えることであり非常に骨が折れる。そんなことを一人ひとりやっていたら永遠に現状は変わらない。

 ではどうすればよいのだろうか。言ってしまえば誰もが政治に参画せざるを得ない社会を作るしか無いと思う。具体的にどうすればいいのかとかは全くわからないのだが、これ以外に良い案が思い浮かばない。